今回は坐骨神経痛による足が痺れの解消する方法をお伝えしていきます。
坐骨神経痛の症状とは?
坐骨神経痛はお尻を通っている坐骨神経が筋肉の緊張によって圧迫されることで発生します。
坐骨神経痛はお尻から足にかけて痛みとしびれが走るのが特徴の症状です。
しびれが現れる箇所は様々でお尻、太ももの外側、太ももの後ろ、太腿の前側ふくらはぎの外側、足の裏などがあります。
日常生活の動作で…
① 顔を洗う時に前かがみになると痛みとしびれが出る
② 座ると痛みとしびれが出るので立っていたほうがまだまし
③ 痛みとしびれで寝返りもできない
④ 長時間座っているとジワジワ痛みとしびれが出てくる
このような症状のある方は坐骨神経痛の疑いがあります。
坐骨神経痛になる人の特徴は?
坐骨神経痛になる人の特徴は…
① お尻や太ももを圧迫する時間が長いデスクワーク
② 農作業や介護職など前かがみが多い
③ 昔からよくぎっくり腰になっている
④ 整形外科で「椎間板がすり減ってきていますね」と言われたことがある
⑤ 昔から姿勢が悪いと言われている
上記のような方は坐骨神経痛になりやすいです。
坐骨神経痛は温める?冷やす?
坐骨神経痛はお尻の筋肉が緊張して坐骨神経を圧迫して発生するので温めることによって緩和していきます。
反対に冷やしてしまうと筋肉が緊張するとともにしびれを感じやすくさせてしまい痛みやしびれが増強する可能性があります。
坐骨神経痛は痛み止めを飲んでいいの?
痛み止めを飲むことは問題ありません。
しかし、痛みを止めているだけなので坐骨神経痛の治療ではありません。
痛み止めを飲んで痛みとしびれが緩和された状態で無理をして動き回るとお尻の筋肉が緊張して症状がどんどん悪化していく可能性があるので気を付けて下さい。
坐骨神経痛でもお酒は飲んでいいの?
痛みやしびれが強く出ている状態のときはお酒は控えたほうがいいですね。
アルコールが体内に入るとアルコールを分解するためにビタミンB群、カリウム、葉酸などが必要なので毎日飲酒すると不足していきます。
ビタミンB群は炎症を抑えたり、血行を良くする効果があるので飲酒をしない方が早く痛みやしびれが改善するということです。
毎日飲酒される方は全く飲まないようにできれば一番いいですが量を減らすだけでも改善が早くなるので試してみて下さい。
坐骨神経痛の時の正しい寝方
寝ている時でも
お尻に負担がかかるような寝方をしていると朝起きる時に痛みとしびれで起き上がれなくなることがあります。
坐骨神経痛の時の正しい寝方は以下の2つです。
①横向き
上の写真のように布団やベッドに横向きになり軽く膝を曲げた状態で横になります。
痛みとしびれが出ている方のお尻を上にして横になってください。
この状態で膝と膝の間に座布団や抱き枕などを挟むとお尻を引き伸ばすのを防げます。
枕の高さ
上の写真のように枕の高さは首と体が並行になるまでタオルなどで高さを調整してください。
上の写真のように枕が低すぎて首が傾げた状態だと腰が引っ張られてお尻に負担がかかります。
②仰向け
仰向けの場合、ベッドと膝の間と頭の下にタオルを置いて膝が軽く曲がり、体と首が平行になるようにしてください。
上の写真のように枕もなく膝を完全に伸ばした状態だとベッドでお尻を圧迫するので寝ている間に筋肉が緊張する可能性があります。
坐骨神経痛に効果的なストレッチ
坐骨神経痛ではお尻の筋肉をストレッチすることによって痛みやしびれが緩和していきます。
写真のようにストレッチしたい方の足首を反対側の太腿の上に乗せます。
次に、背筋を伸ばしたまま胸を足に近づけていきます。
しっかり背筋を伸ばしたままお尻の筋肉にストレッチをかけると効果があります。
下の写真のように背中を丸めてしまうとストレッチがかからないので気を付けて下さい。
お尻の筋肉が柔らかくなると坐骨神経の圧迫が和らぐので痛みやしびれも緩和していきます。
坐骨神経痛の方は痛みやしびれが出ていない方のお尻も緊張している傾向があるので必ず両方ストレッチを行ってくださいね。
坐骨神経痛に効果的なエクササイズ
お尻の筋肉が緊張して坐骨神経痛になる方は骨盤の動きが固まっていることが多いです。
骨盤の動きを良くして坐骨神経痛を和らげる方法をお伝えします。
①まず、写真のように骨盤を立てて姿勢よく椅子に座ります。
②次に骨盤を後ろに傾けていきます。
③この時背中が丸くならないように気を付けて下さい。
④痛くない程度まで骨盤が後ろに傾いたら元の位置まで骨盤を立てていきます。
⑤この時に、腰が反ってしまうと腰やお尻が痛くなる可能性があるのでイメージとしては「頭が天井に引っ張られるような」感覚の位置でとめてください。
ゆっくりこのエクササイズを続けると骨盤の動きがスムーズになってお尻の筋肉が緩んでいきます。
1日10回を3セットすると少しずつ効果が出てくるのでぜひ、やってみてください。
デスクワークなどで長時間座っている方は骨盤が固まりやすいので1時間から1時間半に1セットやってみてください。
まとめ
坐骨神経痛はお尻の筋肉の緊張によって引き起こされるので体をしっかり温めてストレッチをすることで和らいでいきます。
また、寝方を工夫するだけで筋肉や関節に負担なく身体を休ませてあげることができます。
東広島メディカル整体院ではお風呂でしっかり温まった後にストレッチやエクササイズをして正しい寝方をすることをおすすめしています。
今日は以上です。
本日もブログを最後までご覧頂き本当にありがとうございます。